クリント・イーストウッド監督『ブラッド ワーク』
2016年 11月 11日
やっぱりイーストウッドは見逃せない。タイトルをTVの番組表で見た時はイーストウッド監督主演の作品だとは知らずスルーしそうになった。が、何やら胸騒ぎ?変な映画なら消せばいい、と軽い気持ちで録画しておいた。
あ〜捨てなくて良かった!。カッコいいと言う賛辞は若い男のものではないと、イーストウッドを観ているといつも思う。この映画、彼の監督主演作品しては、ちょっとB級映画かも知れないが、たまにはこんなサスペンスものもあっていい。いえ、あって欲しい。誰からも絶賛されるような上物でなくとも、ラストが何やらホラーめいていたとしても全て私はOK.いや、結構イーストウッド映画は残酷なシーンも多いので、想定内ではあるけれど。
彼は元FBI の捜査官。現役捜査官からは「またあの出しゃばりが出てきやがって」と疎んじられている。だけど、最後は彼のお手柄ってことになるのだから面白い。
臓器移植がらみのサスペンスもの。だからといって暗い画面ばかりじゃない。ユーモアたっぷり、ラブシーンも少しの娯楽映画だった。タイトル通り、血は溢れ画面血だらけにはなりますから、血を見て失神する方はラストにはご用心。