♥MYWAY 12000キロの真実♥  

2012年 01月 27日




このタイトル何とかならなかったのか?
このなりふり構わぬ戦場を、マイウェイだなんて、どうしてこんな甘ったるい英語なんか使うのか?
地獄のような映像を2時間見せつけられてマイウェイだなんて、腹立たしい。



凄い映画で、久々に体が硬直した。
戦争映画を作るなら、これくらいの迫力と時間とお金を使って作って欲しいものだ。
「山本五十六」を中途半端に作った成島監督に言ってやりたい。
いや、私が言わずとも本人が「穴があったら入りたい」くらい恥ずかしい思いをしていることだろう。

「シュリ」「ブラザーフッド」を作った韓国のカン・ジェギュ監督。
痛い辛い場面ばかりで、緊張の連続だったけれど、極限の人間の本質を見事に観せてくれてさすが。
子どもだましのような、おざなりな表現で戦争映画と言わないで欲しい。日本映画は生温い。
と思うくらいの戦場だった。
もちろん戦場なんて私は観たことはない。しかし、これぞ戦場なんだなと思わせられる。
どうしても恐ろしい場面は情けなくも目をつぶってしまったが、辛くても観ることの出来る映像だった。

何と言ってもオダギリジョーは最高。
平和ボケした今の日本人には「阿呆か」としか見えないだろう皇国の軍人、長谷川辰雄を、非情なまで残酷に演じて、私はもう惚れてしまった。
こんな男はもう今の日本には居ないのか?

狂気を持ち、命をかける姿は、ちょっと反れた冷ややかな目で見ると滑稽かもしれない。
でも美しいと思う。軍人は美しくなければ駄目。軍服が似合わなけりゃ〜駄目駄目。
オダギリジョーは演技とは思えぬ程の強い狂気に近い目で凄い魅力。

彼のためなら奴隷になってもいいわ〜ってくらい惚れてしまいました〜。
久方ぶりです。この心のトキメキは。

ただ、よく考えてみるとこれは韓国映画であり、あくまでも韓国人は良心的であり、
「残酷極まりない威張り狂った日本の若き将校でも、生きたい為には敵国の軍服も着てしまう」という意味も含まれている。

日本人として死を選ぶか、ソ連軍の捕虜なってソ連の軍服を着るか、、と迫られた時、「死を選んで欲しい」と観客の私は思わないでも無かったが、「何でもいいから生きていて欲しい」と思ってしまったのは、惚れた弱みか?

ソ連から今度はドイツに、ドイツは当時日本の同盟国だったから今度は敵国の軍服ではなく、ドイツの軍服に着替えたオダギリジョー。これがまたカッコいい。
そこには、あの狂気のような軍人の美しさではなく、他人を思いやることの出来る男として現れる。しかし、私は、前半のオダギリジョーがより美しくより魅力的だと思っている。

ノルマンディー作戦はドイツを叩きつぶす連合軍が正義の味方であり救世主として語られている大作戦だが、今回はそのやられる側にいる長谷川辰雄。
事実を元にとしてあるが、所どころは事実であっても、こんなことってありえない。
大冒険活劇ストーリーであり、歴史映画と言うよりもエンターテイメント映画と言うべきではないだろうか?


チャンドンゴンも頑張ってたが、オダギリジョーには負けていたと思う。

# by harupy-15 | 2012-01-27 11:59 | 映画 | Trackback | Comments(6)

短編2冊  

2012年 01月 24日
短編と長編それぞれに良さはあるが、私はどちらかと言うと、長編書き下ろし小説派。
2〜3日悪戦苦闘して分厚い本を読み終わったときの満足感、達成感がたまらなく好きなのである。

だからと言って、決して短編が嫌いって訳では無いが、短編小説には読者の読解力をためしているのではないか?と思われる幕切れが多い。
「??、、それで?どうなるの?」ってものが多い。
と思うのは、私の読解力のなさだとも思っている。

しかし、やたらと頭にこびりついて離れない短編、いや、短編こそそんな風に体内に入って来て、いつまでも心をたぶらかすものが多い。
その代表的なのが小川洋子である。
彼女の短編は、いつまでもいつまでも体内に踏みとどまって私を悩ます。

今年になって偶然だけど2冊の短編を読み終わった。
日影丈吉の「夢の播種」とフェルディナント・フォン/シーラッハの「犯罪」


「夢の播種」は幻想小説とあるように、突然、訳けの分からない世界へ引きずり込まれる。
9編どれもみな不思議で面白かったが、3編だけ紹介しよう。

「レンタ・カーの冒険」
週刊誌記者の伊豆は、タクラマカン砂漠やアフガニスタン高原など単独走破をやってにける程のカーキチであったが、どういうわけか、日本に帰って急に田舎へ引きこもってしまった。
インドからパキスタンを抜けてアフガニスタンに入る途中の高原で見事に美しい大きな豹に襲われ、目の前でイラン人の案内人が豹にバリバリと喰われてしまう。
もちろん生きた心地もしなかったが、豹が車から出た瞬間にそっと車をスタートさせて2時間程走った。やれやれと胸を撫で下ろし、車から降りると、車の屋根にさっきの豹が、イラン人の血を口に付けたまま、、

恐怖で身動き出来ない彼に近かよってきて、その美しい肢体をすり寄せて来る。そしてネコのように大人しく彼からはなれない。

しかたなく彼は表を愛撫してみると、困ったことに嬉しそうにしている。しかし、人の居る所には行けない。また空腹になると人間を喰うだろう。
その後彼は日本の田舎で豹と二人で暮らしている。豹のエサを求めながら、、、
その豹はもちろん雌彪である。

「砂漠の神」
これも豹が出現するが、ある男たちが賭けをして楽しんでいた。しかし賭けるけ題材が無くなった。
そこで、ある男が「ライオンと豹を戦わせたらどっちが勝つと思うか」と問題を出した。
「どうやって確かめる?」
「2頭が揃ってすんでいる場所と言ったら動物園しか無い」
男たちは考えた後、動物園の絶食の日がいいと言うことになる。
そして動物舎の掃除の日に一人が紛れ込む。ライオンの檻を掃除するときはライオンを運動場に出し、終わるとライオンを檻に戻して、次の豹の檻を掃除する。もちろん豹は運動場に出す。
園丁に化けた男は簡単に長い鉄の棒で運動場の戸を外し、ライオンを運動場に誘導した。あっという間の出来事であった。

絶食の日である。血に飢えた猛獣の咆哮は恐ろしく、小動物たちは震え上がり、見物人は足がすくんで動けなくなる。
手のつけられない争いは1時間も続いた。豹は血まみれになりたおれたが、よく戦ってライオンにも相当な傷を負わせた。
豹は負けたのである。
後談もあり、またアッと驚かされる。

「魂魄記」
台湾の話。戦争が終わって一人暮らしになった老婆の所へ、彼女の甥だと言う男が現れる。
かいつまんで言うと、彼女はその甥をころしてしまう。
が、また甥が生き返って素知らぬ顔で暮らし始める。
台湾には魂は抜けても魄は生き返るという伝説があるらしい。老婆はまたしてもその男を殺して同じ場所に埋める。2度死んだから、もう大丈夫だと老婆は思ったが、その場所には二つの死体が埋められていた。
瓜二つの双子だったのである。

お薦めです。じっくり読めば、もと恐ろしく怖くもっと面白い、日影丈吉の幻想小説。

もう一冊の「犯罪」はまた後日。
「夢の播種」だけで疲れてしまった。

# by harupy-15 | 2012-01-24 10:48 | 読書 | Trackback | Comments(6)

諜報員(シークレット・エイジェント)  

2012年 01月 19日
時々「あ、これは?」とわくわくすることがある。

何を隠そう市立図書館での研修中に、私は不謹慎にも何やら諜報部員になったような錯覚を覚えて嬉しくなることがあるのだ。カッコいい諜報部員

「決して漏らしてはなりません」「他言は決してしてはなりません」
研修中に、何度も言われるのだ。
「はい、分かりました」と答える代わりに、私は少しニヤニヤしながら「ハイ、決して、、」と答える。


だから、決して漏らしてはならないことを、ここで漏らしたりはしない。
これはボランティアの名誉にかけても誓う

もともと私は「不条理」が嫌い「曲がったことが嫌い」「約束をたがえることは何より嫌い」な性格だからだ。
約束したからには決し情報を漏らしはしない。もちろん


と言うと、大変なことのように聞こえるが、図書館であったこと総てをシークレットにしろってことではない。
研修の内容だとか、利用者の数だとかそんなことはどうでもいいのだが、何より口外してはいけないことは、個人情報の流出である。

なんだ当たり前じゃん、それくらいの常識はもっていますよ。
しかし個人情報と聞いただけで、なにやらスパイを連想してしまう私である。研修は凄く楽しい。

つまり図書利用カードには、個人情報が入っている。
諜報部員の職員は威厳をもってボランティア部員に諭す「それを決して口外してはいけない」
「了解。イエッサー」


「例えばですね、家族からの問い合わせであってもですね、、つまり、奥さんが窓口に来て、うちの夫はどんな本を借りて読んでるのでしょうか?と訊かれても応えてはいけません。家族と言えどもです」
「そんな人いるんですか〜?」
「例えばの話です」
「あ、すいません」

「特にボランティアさんは心配されています」「はぁ〜?」
「利用者さんからしてみるとですね、職員はそこのところを徹底し勉強していると思って安心していますがボランティアさんは大丈夫か、と心配なんです」
「チェッ、、いえ、何でもありません。」

先日シネマの友人に誘われて映画を観に行った。
映画はお子ちゃま向けの「マジッく・ツリーハウス」というアニメで、広いセントラルシネマに我々だけ、たった二人だけ、と言う嬉しいような情けないような、鑑賞状況であった。



結構二人とも単純なので、いや、純粋なので、恐竜や海賊が出る度に「うわっ!」とか「きゃ〜」とか言いながらすっかり映画にとけ込んだ。なんせ、観客は二人きりなのだから、
「これなら少しはしゃべれるね〜」



映画が終わってランチしてコーヒーして、何故だか私は市立図書館諜報部員もどき、の話を(ご心配なく漏らしてならない箇所は漏らして這いません)して聞かせた。

こんなに受けるとは思いも寄らなんだ〜〜彼女はゲラゲラ笑い転げ、私も調子づいて、ふと想いだして、映画「亀は意外と速く泳ぐ」の話にまで及んだ。


これはスパイの映画なのだ。
笑えるスパイの笑える諜報部員の話。3年くらい前に観た映画なんだけど、いやに鮮明に想いだしてしまった。この作品は大傑作だと私は今でも思っている。

遅いと思われている亀が意外と速い、、ということは、スパイと言っても意外と普通の人間がスパイになるんだ、と言うことか?
図書館部員も心して過ごせってことか。

普通の主婦である上野樹里ちゃんが、スパイ募集の張り紙(豆粒程の小さな)を観て、応募するのだが、、まずそこで受ける研修は?

スパイは目立っては行けない

指令が来るまでは、目立たずに普通に暮らせ、、、と言われ、スピード運転は目立つから、やっては行けないだろうと制限時速ギリギリで走っていると、白バイに追っかけられる。
「どうしてですか?」
「いや、やけに制限速度守って走ってるから何かあるんじゃないかと思って、、、」

普通って難しい。
目立つなと言われても難しい。
スパイは大変な仕事だ。図書館の諜報部員も大変な仕事である。

新入諜報部員、否、新入シネマメンバーのお駒ちゃんが私の諜報部員をあまりにも喜ぶので、思わず親心を出して、今日DVDを探して来て貸してやった。
いまごろ、笑い転げているだろうか?


# by harupy-15 | 2012-01-19 21:26 | 映画 | Trackback | Comments(4)

初読書  

2012年 01月 13日
「恋するジュエリ・スターが愛した宝石たち」

とにかく、喉が渇いた時の飲料水のように、一気にゴクゴクと読み干した, と言ったらいいだろうか?

途中で読むのを止められず、ほんとにものの半日で読み上げた。
だからと言って文章が簡単だと言う訳でなく、奥が深い深い。エッセイストと呼ばれるからにはこれくらいの文章書ける人じゃないと駄目だな、と思う。最近のちゃらちゃらしたエッセイストには悪いけど。
映画評論家、と大きな看板掲げるからには、これだけ心をときめかせてくれる文章力がなくちゃだめだ。凄い!とか、素敵!とか、面白い!とかそんな言葉で誤摩化されちゃ駄目だ。
とつくづ思った。
世の中に、こんな素晴らしいエッセイがあったのか!
驚愕と言えばちと大げさかもしれないけれど、著者の文章表現力に私は何度も恐れ入ってうなり声をあげた。


見たところ、若い女性向きのお洒落本かと思っていた。
本屋で見たなら手にも取らなかっただろう。
図書館のいい所は、悩むこと無く借りられるところか。面白くなければ返せばいい、、しかし、不思議なことに今まで、面白くない本にであったことが無く、取りあえず借りて大満足のホックホクばかりである。

この本も軽い気持ちでかりたけど、映画のストーリーと、主演女優と宝石のからみが面白い。
宝石は、ダイアモンド、ルビー、翡翠、真珠、

オードリーの「ティファニーで朝食を」マレーネディトリッヒの「真珠の首飾り」モンローの「億万長者と結婚する方法」カトリーヌ・ドヌーブ、などなど、
懐かしくも美しくゴージャスな往年の女優たち。
あのシーンでこの宝石の意味は?

「花様年華」の解説まで、いったい、岩田裕子って何歳なのかしら?

若くてこれだけ書けたらすごいものだ。
もしかしたら、同世代の女性かしら?

とにかく初春に読むにはもってこいの豪華な気分に浸れる、そして、恋のときめきにも浸れる1冊であった。

あ〜素敵な恋がまた忍び寄ってくれないかしら?

# by harupy-15 | 2012-01-13 14:36 | 読書 | Trackback | Comments(6)

♡「七草祝い」と「成人式」と♡  

2012年 01月 11日
盆と正月が一緒に来たような、、と表現される、まさにそんな二日間だった。

5歳の孫が数え年7歳ということで、都城のしきたりにのっとり、都城の神柱神社で七草祝い(ななとこ祝い)をやったのが7日。
来月二十歳を迎える孫娘の成人式が8日。

寒い中、今年になってずっと寝不足の頭と、暮れに転んで、まだ完治していない左足とで、かけずり回った私は、まさにヘトヘトであった。

いや、娘夫婦はもっと大変で、もっともっと喜ばしかったに違いない。

神社でお祓いを済ませたあと、お祝いの席で、おもむろに立ち上がった彼は、自分で考えて書いて来たという「お礼の言葉」を読み上げた。



「あけましておめでとうございます。
みなさん、きょうもいっしょにがんばりましょう。
いつもおうえん ありがとう。
ようちえんたのしいです。
さっかーがんばります。
はるぴーだいじょうぶか?」

なんとなんと、可愛いではないですか?
ただ一人、私が転ぶ現場を目撃した彼。
ちゃんと最後に、はるぴーだいじょうぶか、、だなんて、はるぴーはトロトロに溶けてしまいそうで困った。

次の日は、成人式会場の中学校へ。
宮崎市は中学校単位で成人式を祝うようになって、10年くらい経ったのだろうか。
15歳で中学を卒業して5年目。
すっかり大人っぽくなった彼ら彼女らはもういっぱしの大人になって、これからは日本を背負って立つことになる。

紫の総しぼりで、凛としてたつ後ろ姿。この着物は娘が二十歳の時に買ったもの。
あのチビの女の子がもうこんなになっちゃった〜(泪、、)
華やかな晴れ着の彼女たち。
眩しいくらいに光り輝いていた。
これからは私たちが「宜しくお願いします」と、頭を下げなきゃならない。
彼女は成人式をすませたあと、昨日、東京の大学へと帰って行った。

オメデトウ5歳
お目出度う二十歳

# by harupy-15 | 2012-01-11 17:27 | 日記 | Trackback | Comments(8)

12月に見た映画&2011ベストテン  

2012年 01月 06日
1、サンザシの木の下で

久々の素直なピュアなラブストーリーに、清らかなたくさんの涙を流した。
チャン・イーモウ監督は清楚で可愛い新人を見つけるのが上手い。チャン・ツィーイーがもう立派な大人の女優になってしまったから、新しい新人に鞍替え(?)したのか。文革時代の貧しい中国で毛沢東一色の抑圧された時代。世間の目を気にしながらの淡い恋は胸を打つ。
ラストがちょっと気に食わなかったが、それを差し引いても素晴らしい作品だった。


2、「午前十時の映画祭」薔薇の名前(ショーン・コネリー、クリスチャン・スレター

3、怪物くん(中村義洋監督、大野、)

4、カメリア(タイ、韓国、日本合作)
3部作なのだが、断然2話目の「かもめ」が良かった。
かもめは、日本の行定監督作品。
主演は韓国の俳優ソン・ギョルクと、日本の吉高由里子。


二人の演技がほんとにぴったりで、何の違和感も無く素敵。
かたことの韓国語と日本語と英語で心が通じ合う素晴らしさ。
哀しい物語なのにホンワカと心が温まる心地よさが味わえる。

5、連合艦隊司令官山本五十六(成島出)


出そろった所で、私の出した2011年の映画ベストテンは。
<外国映画>
1、彼女が消えた浜辺
2、シングルマン
3、英国王のスピーチ
4、冬の小鳥
5、サンザシの樹の下で、
6、トランスフォーマー/ダークサイドムーン
7、キック・アス
8、ブラックスワン
9、アレキサンドリア
10、おじいさんと草原の小学校
<日本映画>
1、日輪の遺産
2、阪急電車 片道15分の軌跡
3、明日のジョー
4、ツレがうつになりまして。
5、プリンセス・トヨトミ
6、連合艦隊司令官 山本五十六
7、はやぶさ/HAYABUSA
8、探偵はBARにいる
9、源氏物語、千年の謎
10、僕らは世界を帰ることができない
日本映画は14本しか見ていないので、ベストテンと言ってもあまり自信はない。

年間の本数は75本。これは宮崎、湯布院映画祭を含め、また県外で見た作品も含んでいる。
昨年もよく見た、と驚くのは普通の人々で、映画サークルのメンバーの中では少ない方である。
まったく何と言うサークルだろうか。
他のことを、もっとやりたい。だから抜けようともがいてもそうはさせてくれない。
映画は次々とやって来るから、誘惑に負けてしまうのである。

多分今年も映画と言う魅惑の泥沼にズブズブと入って抜けられないのだろう。
ま、悪あがきはやめて、素直に見たいものをせっせと見ることにしようか。

# by harupy-15 | 2012-01-06 18:41 | 映画 | Trackback | Comments(2)

♡再会♡  

2012年 01月 05日
「会いたい!」と言ってもらえる程嬉しくてありがたいものは無い。
月に何回も会っているような友人からでも、「ランチしよう。何だかとても会いたい」
なんてメールをもらうと、もう有頂天になって、私はホイホイ駆け足で会いに行く。

なのに、3日の夜、10年ぶりくらいで、生徒のお母さんから電話を頂いた。
「先生に会いたいってHが言ってるんですよ。いつならいいですか?」と。

なんと懐かしいこと。お母さんともずっと仲良くして頂いていた。
私が仕事を辞めてからいつの間にかもう11年が経つ。
H君とMちゃんは私の自慢の生徒だった。

学校の教師は生徒と言っても1年間だけの付き合いだろうけど、塾の教室は一人の生徒に平均して3〜4年、長い生徒は10年もの交流がある。
H君が私の教室にやって来たのは3歳の時だった。10年間教室に通ってくれたので、3歳から、幼稚園入学、小学入学、卒業、と私は彼を見て来た。
頭が良くて素直で伸び伸びとした男の子だった。

鍛えれば鍛える程ぐんぐん伸びて、学力を自分のものにして行った。
数学はもちろんのこと、作文も上手かった。
「先生は真っ赤な車に乗ってすごくかっこいい」と作文に私のことを書いてくれてから、私は密かに彼のファンとなった。

小学校の間は成績の総合順位がでないから、中学に入ると塾の先生はおそるおそる生徒に成績を尋ねる。もちろんHくんは常にトップの成績だった。
中学高校大学と彼はずっとバレーの選手として活躍。一度試合を見に行きたいと思いつつとうとう一度も彼のアタックを観に行けなかったことが残念である。

今、一流私立K大学の4年生で、今年卒業だとか。
またまた一流石油企業に就職が決まり、海外を飛び回る生活が始まるという。

昨日は私は図書館ボランティアの日だったので、12時に会う約束をした。
お母さんと妹と三人でレストランに現れたH君は、1メーター86センチの長身で顔は子どもの時のままの素直さが残り、しかしいっぱしのカッコいい男性となっていた。

22歳。前途洋々。
「こりゃ〜もてて困るだろう

卒業までの休みの間に海外ひとり旅をするのだとか。
「先生の海外旅行の体験を聞かせて」と言われて、私の旅行なんて、、といいながら、ついつい私も海外旅行の体験談など調子に乗って喋り込んでしまった。

どうせ就職したらニューヨークやロンドンで暮らすことになるだろうから、行かないような場所を選んで、ヨーロッパの東欧を回るらしい。先ずはトルコ、次にオーストリアを拠点にポーランドやクロアチアなどなど、、「この野郎
あ〜羨ましい。

肩を並べてツーショットと言いたいが、長身の彼と並んだら、肩を並べたくても段差が出来る。
そんな彼に寄り添って、今年は縁起のいい年になりそうだわ。

# by harupy-15 | 2012-01-05 15:45 | 日記 | Trackback | Comments(6)

明けましておめでとうございます。  

2012年 01月 01日
今年は辰年私の年。
これを言ったら年齢がばれるが、どなたか12歳下の辰と勘違いされる方はいないものだろうか。なんて今年も阿呆なことを考えつつ年を越してしまった。
年女って、何かいいことがあるのだろうか?
それとも必死で生きなければ厄に取り憑かれるのだろうか?

エキサイトブログは5〜6万人の方々が利用されているらしいがその中で毎日順位がつく。なん人訪れて全国何番目、、のような。
まったく日本人って順番つけるのが好きだなぁ。と思いながらもたまには気になって覗いてみると、harupyさんの順位は○○位、と書かれ、その前後の方のブログが記されている。
どうでもいいと言いながら、上がった、落ちた、と興じるのも面白い。
否、断じてそのようなことの為にブログをアップしているわけではないが、、その日のタイトルに左右されるのはたしかである。
同じ内容でもタイトルによって訪問者はブログを選んでいるようだ。
もちろん毎回覗いて下さる固定客(失礼)も多くて嬉しくて、つい調子に乗って書いてしまう。
いつもご贔屓にして頂いてありがとうございます。
今年もよろしくお願いします。

さて、このブログは遊び人の為のブログなので、家事に関する記事を載せたことが無い。

たまにそれらしきことを書くとしたら、文句ばっかりで、お掃除嫌い料理も嫌い、、。
しかし、お節料理だけは何故かせっせと造ってしまうのだ。

どうしてかしら?
やけに日本人意識が芽生え、日本人としての誇りがメラメラと燃え上がる。
やはり、延々と引き継がれて来た日本人の血が、新年を迎えると同時に蘇るのだろうか?
と、いって、それ程のものではないけれど、日記に初めてアップする私の手づくりお節。

見かけよりも美味ですぞ。

# by harupy-15 | 2012-01-01 16:12 | 日記 | Trackback | Comments(6)

☆いつの間にか今日で終わり☆  

2011年 12月 31日
毎年毎年「もう12月月日の経つのは何と速いことか」と同じことを思う。

今年こそはあれもこれもと大きな野望を抱いていても、1年経って我が身を振り返れば、何の収穫も無いままに、平凡に終わろうとしている。
そしてまた、「来年こそは」と大晦日の夜に思い、「今年こそは」と元旦に誓う。
そうやって何十年も過ごして来てしまった。
命は限られているのだから、もっと真剣に生きなければ、、とも思う。

私の親友のブログにこんな文章が書いてあった。
「今年の最初には出来なかったことが、年の終わりには出来るようになっている!素晴らしいではないか」と。
「ウダウダ言ってないで、よく考えて見たら?何かあるでしょう?」と彼女にコツンと突かれたような気分で今年一年を振り返ってみた。

年間80冊を目標にしていた読書。
何と76冊まで読んだではないか!後4冊足りなかったが、
それでも去年からすると14冊も多い。うん、素晴らしい。
読書量だけでなく、感動する本にもたくさん巡り会えた。
これも思い切って図書館ボランティアに励んだおかげだ。今年の2月から飛び込んだ未知の世界だ。


図書館の研修もステップ2まで終わり、前回からステップ3に進むことが出来た。
これだって素晴らしい。
28日の御用納めの日にも、怪我の足を引きずりながら休まず仕事をこなした。

映画も75本観た。
映画サークル「シネマ1987」の友人たちとも本音をぶつけ合いながらも、良好な関係を保っている。有り難いこと。

ブログも自己満足ながら楽しく続けることが出来た。毎日たくさんの方が訪れて下さっている。
一番多かった日は89人だったかしら。見えないネットの向こうの方々をあれこれ想像してみるのも楽しい。

だんだん成長して行く孫との会話も面白い。
孫と遊んでいるのか、孫に遊ばれているのか。

大きな変化は無かったこの1年だったが、よくやった。否、良く遊んだ

後はなかなか満足出来ないダンスである。
来年こそは上達するぞ〜と気合いを入れた途端に、走って転んで、左足の骨にヒビが
まだ、まともに靴が履けない状態だから、当分は踊れそうにない。

しかし、今年は大きな災害のあった日本、閉塞感漂う日本を思うと、2ヶ月程踊れないからと泣き言を言ってる場合ではない。来年こそは、何か突破口を見つけ出して日本中が幸せになりますように。

年初めに出来なかったことを年末には少しでもいいから出来るようになろう。
友人のひと言で、何だか心地よい大晦日となった。出来なかったと嘆くより出来たと喜ぶ自分でいたい。

みなさま、来年も宜しく。

# by harupy-15 | 2011-12-31 01:43 | 日記 | Trackback | Comments(0)

♥12月に読んだ本♥  

2011年 12月 27日
今年も一年があっという間に終わり私の読書記録は年間76冊(予定残り2冊を含む)に終わった。月平均6.3冊。本で旅し、時代をさかのぼり、未来を体験し、本で恋もした。
泣いたり笑ったりの充実の読書年だったが、まだまだ読みたい本が私を待っている。私の読書記録が少しでもお役にたったならば嬉しい。
来年こそは100冊

68、日曜日の歴史学(山本博文)

69、スティーブン・ジョブズ(2)(ウオルター・アイザックソン)
(1)で感想は書いたが、(2)は彼の死までが書かれているので、悔し涙ばかりだった。
まだまだ行きていて欲しかった。もっと彼が生きていたら、世界はどんなに変わっただろうか。
不細工な技術品を彼は嫌った。
使いやすさと便利さと美しさ、これがジョブズの信念だった。便利であっても美しくもなく暖かみも無いものを彼は嫌った。

70、呉清源とその兄弟(桐山桂一)
北京の呉家に、浣、炎、清源の三兄弟がいた。日本の大学を出て満州国官史となった長男、抗日戦争を戦い共産党に入党し大学教授となった次男、そして三男清源は7歳で来日し日本の囲碁界で名を響かせる。呉家の百年を描いたノンフィクション。
事実だから時代背景がよく分かる。熱中没頭して読み終わった。



71、下町ロケット(池井戸潤)

やはり、1冊目の「空飛ぶタイヤ」程の感動は得られなかった。内容に新鮮みが無い。直木賞はこの「下町ロケット」が取ったけれど、発売は空飛ぶタイヤの方が先だから読者にもなんだか、2番煎じだなの感がしてしまうのだろう。中小企業と大企業の争いだが、結局は中小企業に軍配があがる。日本の物作りはこのような下町で作られるとは聞いていたが凄い信念と迫力だ。


72、愛は嘘をつく(神崎京介)
図書館で、書籍整理をしていて、ふっと目に留まった。タイトルがなかなかだ。
気をそそられて思わず借りて帰った。確かに愛はややこしい。堂々と言える愛は素晴らしいが言えないことの方が多いのではないか?嘘もつかなくちゃならない。
そんな私の気持ちをひっくり返してくれたこの本。全く全然面白くも感動もな〜んにもなかった。クダラナイ女とクダラナイ男が馬鹿みたいな会話で、つまりは寝るとか寝ないとか、寝たら寝たで、幻滅だのなんのと、つまりは文学作品かと思わせてただのポルノ小説だった。途中で止めようかと思ったが、仕方なく最後まで読んでゲンナリ。絶対お薦めは出来ない。


73、スギハラ・ダラー(手嶋龍一)
これも同じくふっと目に止まって借り手しまった本。ユダヤ人を助けた日本人外交官杉原千畝のことからユダヤ人少年と少女と日本人少年の物語で、はじめはドキドキと恐怖やら冒険やらでおもしろかった。

作者手嶋龍一はつい先頃までNHKのワシントン特派員で、その頃から小説を書いていたらしい。つまり多くの人に顔の売れているさっかである。
だから、小説と言うより、ドキュメンタリーを想像していたからちょっと肩すかしくらった。所どころは事実であるから、読んで居て、どこまでが真実でどこが物語なのかちょっと戸惑う。
杉原千畝は思われている程善人ではなかったと言う本も出ていて、それを読みたいと思っていた私には残念だったがポーランド脱出のスリルはとても面白かった。そのスギハラに助けられたユダヤ人の少年少女が大人になって活躍する手嶋流なんでもありの小説。


74、花あらし(阿刀田高)
感想はまた後で。


後2冊今年中に読み終わる本が待っている。
75、鉄の骨(池井戸潤)
76、真夜中の庭

# by harupy-15 | 2011-12-27 10:48 | 読書 | Trackback | Comments(4)